ふっかぁーーつ!!!!
昨日、2週間ぶりに嘶きましたよ(*゚▽゚)ノ
いやはや、この2週間、頭がバイクのことばかり…
筋トレすらサボっていました。。( ̄Д ̄;;
仕事から帰って、飯食って9時から10時半までバイクにかかり、戻って風呂入って睡眠。
ほんとにそんな生活してました( ̄△ ̄;
…でいじくって考えた結果、何故失敗していたか、その原因がわかりました!
サービスマニュアルが間違ってる!!!!
サービスマニュアルとは、バイクの整備書で、バイクショップ向けに作られている本なのですが、これには全ての分解工程と整備情報が載っています。
なので、これの通りやれば、問題ない!というもの。
これが間違っていたとは。。(ーー;)
超重要パーツでカムシャフトと言う部品があります。
これの取り付けでてこずっていました。
このカムシャフトは、バルブを押す部品です。
左の卵型の部分でバルブを押します。
バルブを押すのには、バルブタイミングというものがあり、エンジンのピストンが上下するのに合わせて、うま~くバルブが押し出されなければなりません。
なぜかと言うと、ピストンが押し上げられているときに、バルブが出てしまうと、ピストンとバルブが
「ごっつんこ」
しちゃいます。。
症状としては、クランクケースを回すと、ガチッ!という音とともに、全く回らなくなります…( ̄ェ ̄;)
これに悩まされてました…
因みに、マニュアルに載っているカムシャフトの取り付けは
「クランクシャフトをT2マークに合わせ、リアクランクケース(No.1シリンダ)のカムシャフトを、識別マークを上に向けて乗せる。その後フロントクランクケースのカムシャフトを合わせる」
云々と載っています。
ここからがまず大間違い!(`□´)
まず、この識別マークを合わせる工程。
これはバルブクリアランスを行うときと同じで、圧縮上死点(ピストンが上がって混合気を圧縮し、点火→爆発する直前の状態)を作るものになります。
ちなみに、T2マークとは、No2シリンダのピストンが上(Top)に来ている、ことを表します。
つまり、リア側だとNo.1シリンダなので本来ならT1に合わせなければならない。。
そこからが違う…
これで、まず二日、費やされました…
よくよく考えてみれば、バルブクリアランスを取るとき、圧縮上死点で行うんですよね。
それで気付くことができましたよε=( ̄。 ̄;)フゥ
しかし、識別マークというのも曲者で、これはリアだとEX.RとかIN.Rとかのマークがあるんですが、
これを上に向けると圧縮上死点にならない…( ̄⊥ ̄lll)
なぜかなぁ。。
でも、180度逆さで識別マークが下側にきてると、圧縮上死点になります。
年式の違いによるものなのかも。。
困ったものです(ノ_-;)
まぁでも、それで何とか解決。
次に、
「リア側を設定したら、450°回してT2マークに合わせ、識別マークを上側に向けて取り付ける」
となっています。
これも大間違い!(`□´)
ここで、上記の識別マークと相まって、1週間以上もってかれました…(_ _;)
常識で考えれば、T2マークはNo.2シリンダ(フロント側)のピストンが上死点に来ている状態です。
なので、その通り調整すれば良さそうなものですが、何度調整してみてもピストンとバルブが接触。。
そして、ひとつ気が付きました。
カムシャフトの形状から必ず圧縮してる最中にバルブを押してしまう…( ̄Д ̄;)
バルブタイミングの表でチェックすると、絶対そうはならない。
で、2,3日かけて、よくよくチェックすると…表と比べてタイミングが丁度90度分ずれている。
なので、カムシャフトを45度戻さねばならない。。
そんな角度を測る余裕などないので、結構あてずっぽうになりそうだな、と…( ̄~ ̄;)
と思ってクランクシャフトを見ると、、、
T2の90度前がT1になっている(゚O゚;
ちなみにこのクランクシャフト、時計回りに一周(360度)回すことで、一回ピストンが上下されます。
つまり、
混合気が入り (ピストン下がって負圧をかける)
↓
圧縮して (バルブを閉じてピストンが押しあがり陽圧をかける)
↓
爆発して (プラグで着火してピストンを押す→ギアが回る)
↓
排気する (エギゾーストバルブ開いてピストンが押しあがり燃焼気を押し出す)
という4ストロークエンジンの一連の動作で、2回上下するピストン。
このうちの半分の動きということになります。
因みに、ピストンの動きが4回で1つの動きなので4ストロークと呼びます。
因みに、この一連動作でバルブは吸気と排気はそれぞれ1回ずつ開きます。
文字だと分からないと思うので、分かりやすいページがこちら↓
イラストで簡単!バイクのしくみ講座入門
話は戻りますが、T2マークの90度前がT1マークであるということは、T1マークに合わせるとカムシャフトは45度前になる…!!
なぜなら、クランクシャフトの2回転分がカムシャフトの1回転分だから!
と言うことは、つまり、、、
T1マークに合わせると、タイミングが合う!!!
なんと画期的なことか!!
これに気付いたときに、修理完了の光が見えましたヽ(*'0'*)ツ
リアの圧縮上死点を確認し、そこから1週クランクケースを回してT1マークに合わせる。
そして、フロントのカムシャフトを識別マークが上を向くように設置。
そこから、T2マークに合わせると、見事に圧縮上死点に!!v(T▽T)
クランクケースをぐるぐる回しても、全く止まらない♪
ようやくメンテ終了に(^▽^)/
で、バルブクリアランスをとって、残りの部品を組み付け、交換時期だったプラグを交換し、削ったためか劣化していたプラグケーブルも交換し、全工程を終えました☆
で、エンジンをかけると…
ブォォオオオオーー!!!!
と、カムチェーンのガチャガチャ音がなく、良い音で嘶いてくれましたよ(T^T)
苦労して交換して良かった。。(ノ_・、)
交換前に比べて、燃費も確実に戻ってくれそうな予感☆
使えない時期が長かったですが、やってよかったメンテですね(^▽^)/
これで、腰上OHをする前準備は出来た感じです(-_☆)
まぁ、吹け上がりはまだまだ今ひとつで、やっぱバルブの問題を解決しないとだめなようですが。。(^-^;
また今度、頑張りますよ(^ー^)ノ
by crasher_gomes | 2011-04-29 23:40 | 我が鋼鉄の愛馬